面取り

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切る

料理の技!面取りのコツ

面取りとは、野菜の角を薄く切り落とす調理方法のことです。煮崩れを防ぐだけでなく、見た目や味の面でも良い効果があります。 野菜は、角が鋭いままだと煮ている最中にぶつかり合って崩れやすくなります。例えば、里芋や大根などの根菜類は、煮物にするときに角がぶつかり、煮崩れの原因になります。また、じゃがいもなども角が欠けやすく、見た目も悪くなってしまいます。これらの野菜を煮る際に、あらかじめ角を薄く切り落としておくことで、ぶつかり合う衝撃を和らげ、煮崩れを防ぐことができます。 さらに、面取りすることで野菜の表面積が増えます。表面積が増えるということは、火の通りが均一になり、中心までしっかり火を通すことができます。また、調味料との接触面積も増えるため、味がしみ込みやすくなります。煮物だけでなく、炒め物などでも、面取りした野菜は味が均一に染み渡り、美味しく仕上がります。 見た目にも、面取りは大きな効果があります。角ばった野菜よりも、角が丸くなった野菜の方が、柔らかく上品な印象を与えます。家庭料理でも、ちょっとした一手間で、料理全体が美しく、プロが作ったような仕上がりになります。いつもの煮物や炒め物も、面取りをするだけで、ぐっと味が良くなり、見た目も美しくなります。 里芋、大根、人参、じゃがいもなど、様々な野菜で面取りは活用できます。家庭料理から本格料理まで、幅広く使える大変便利な調理方法と言えるでしょう。少しの手間で、料理の味が格段に向上するので、ぜひ試してみてください。
調理器具

ペティナイフ:万能選手?

多くの家庭で、料理に使う刃物といえば万能包丁を思い浮かべるのではないでしょうか。肉や魚、野菜など、様々な食材を切ることができる万能包丁は、まさに台所の主役と言えるでしょう。確かに、万能包丁はその名の通り幅広い用途に対応できます。しかし、万能であるがゆえに不得意な作業もあるのです。 例えば、小さな果物の皮を剥く場面を想像してみてください。大きな刃渡りの万能包丁では、細かい作業がしづらく、実を傷つけてしまうかもしれません。また、飾り切りなど、繊細な包丁さばきが求められる場面でも、万能包丁は少し扱いにくいでしょう。このような時に活躍するのがペティナイフです。 ペティナイフは刃渡りが短く、小回りが利くのが特徴です。小さな果物の皮むきはもちろん、野菜の飾り切りや、ちょっとした肉や魚の下ごしらえにも最適です。刃先が鋭く、細かい作業に向いているため、食材の形を美しく整えることができます。また、取り回しが楽なので、お子様や年配の方でも安心して使うことができます。 ペティナイフは、万能包丁だけでは難しい細かい作業を補う、万能包丁の相棒のような存在です。例えば、肉料理を作る際に、大きな塊の肉は万能包丁で切り分け、細かい筋や脂身を取り除く作業はペティナイフで行うなど、二つの包丁を使い分けることで、より効率的に、より美しく料理をすることができます。ペティナイフは万能包丁とは異なる特性を持つ、もう一人の主役と言えるでしょう。一台所の主役は万能包丁だけではありません。ペティナイフを導入することで、料理の幅が広がり、より一層料理を楽しむことができるはずです。