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調理器具

裏漉し器を使いこなそう!

裏漉し器とは、食材をより滑らかにしたり、不要な繊維や種などを取り除くための調理器具です。 読み方はそのまま「裏ごし器」で、食材を裏ごす、つまり漉すための道具です。金属製の輪に細かい網が張られた形状をしており、この網目の細かさによって様々な用途で使われています。 網目の細かい裏漉し器は、滑らかな舌触りの料理を作りたい時に最適です。 例えば、かぼちゃを滑らかに裏漉して、口当たりの良いポタージュスープにしたり、プリンやムースなどのデザートを絹のように滑らかに仕上げるのに役立ちます。他にも、離乳食作りにおいても、野菜などを細かく裏漉しすることで、赤ちゃんが食べやすいように滑らかにすることができます。滑らかさはもちろんのこと、野菜の繊維や魚の骨などを取り除くことができるので、安心安全な食事を提供するためにも欠かせない道具と言えるでしょう。 一方、網目の粗い裏漉し器は、ジュースを絞ったり、食材を潰したりする際に便利です。 例えば、茹でたじゃがいもを潰して滑らかなマッシュポテトにしたり、トマトを裏漉ししてトマトソースを作る際に、皮や種を取り除くことができます。また、果物からジュースを絞る際にも、種や繊維質を取り除き、滑らかなジュースを作ることができます。他にも、ゆで卵の黄身だけを裏漉しして、きめ細かいタルタルソースを作るのにも役立ちます。 裏漉し器は和食、洋食、中華など、様々な料理で活躍する万能な調理器具です。 家庭料理のレベルを一段階上げるためにも、ぜひ一つは持っておきたい道具です。網目の細かさによって様々な用途で使えるので、自分の料理のスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。また、近年では木製や樹脂製の裏漉し器も登場しており、金属製のものと比べて食材の色移りや金属臭が気になる方にもおすすめです。お手入れも簡単なので、気軽に使うことができます。
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こし器:料理を格上げする万能な相棒

調理には欠かせない道具であるこし器は、様々な種類があり、それぞれ用途が異なります。料理の仕上がりを左右する大切な道具だからこそ、それぞれの特性を理解し、使い分けることが重要です。 まず、万能こし器は、網目が細かく、様々な食材に使用できるのが特徴です。だし汁や卵液を滑らかにしたり、茹でた野菜の水気を切ったり、用途は多岐に渡ります。一つ持っていれば様々な場面で活躍してくれるでしょう。 みそこしは、その名の通り味噌を溶かすために用いられますが、網目が細かいので、他の食材にも応用できます。例えば、だし汁に味噌を溶かすだけでなく、小麦粉や片栗粉を溶かす際にも便利です。少量の食材をこす際にも重宝します。 茶こしは、茶葉をこす以外にも、細かい食材をこすのに適しています。例えば、漉し餡を作ったり、粉砂糖をふるったりする際に役立ちます。また、茶こしは網目が細かいので、細かい種や不純物を取り除くのにも最適です。 シノワは、フランス料理でよく使われる円錐形のこし器です。スープやソースなどを滑らかに仕上げたい時に最適です。細かい網目によって、食材の繊維や小さな固形物をしっかりと取り除くことができます。滑らかな舌触りを求める料理には欠かせないでしょう。 こし器は、粉をふるう時にも活躍します。小麦粉などの粉類をふるうことで、ダマを防ぎ、空気を含ませることができます。そうすることで、焼き菓子などがふっくらと仕上がります。 このように、こし器は種類によって様々な用途があり、料理の質を高める上で重要な役割を果たします。それぞれのこし器の特徴を理解し、適切なものを選んで使用することで、より美味しい料理を作ることができるでしょう。