質感

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キッチン設備

つや消し仕上げでつくる落ち着いたキッチン

台所を作る際、扉や調理台の色の他に、表面の仕上げの違いにも目を向けると、より自分好みの空間を作り出すことができます。仕上げとは、表面の光沢のことで、大きく分けて光沢のあるものと光沢のないものの二種類があります。 光沢のある仕上げは、光をよく反射するため、台所全体を明るく華やかな印象にします。まるで宝石のようにキラキラと輝き、高級感を演出することも可能です。特に、限られた空間の台所では、光沢のある仕上げを選ぶことで、視覚的に広く見せる効果も期待できます。明るい色の扉と組み合わせれば、さらに開放的な空間を演出できるでしょう。一方、光沢のある仕上げは、指紋や油汚れが目立ちやすいという点に注意が必要です。こまめな掃除を心がけなければ、せっかくの輝きが台無しになってしまうこともあるので、普段から清潔を保つ習慣が大切です。 光沢のない仕上げは、光をあまり反射しないため、落ち着いた柔らかな雰囲気を醸し出します。木の温もりや自然な風合いを大切にした、穏やかな空間作りに最適です。例えば、白の光沢のない仕上げを選べば、温かみのある雰囲気を演出することができます。また、光沢のあるものに比べて、指紋や汚れが目立ちにくいという利点もあります。小さなお子さんやペットがいる家庭でも、汚れを気にせず安心して使えるでしょう。ただし、光沢のない仕上げは、光を吸収してしまうため、空間が少し暗く感じてしまう可能性があります。そのため、照明計画を工夫したり、壁の色を明るくするなど、全体のバランスを考慮することが重要です。どちらの仕上げにもそれぞれの良さがあります。自分の好みや生活スタイル、台所の広さや照明などを考慮し、最適な仕上げを選び、理想の台所を作り上げてください。