吊戸棚

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キッチン設備

キッチン収納の要:ロングウォールキャビネット

壁一面を無駄なく活用できる収納棚、それがロングウォールキャビネットです。システムキッチンに備え付けの収納だけでは物足りない、食器や調理器具、食品ストックなどをもっとたくさん収納したい、そんな願いを叶えてくれる頼もしい存在です。ウォールユニットとも呼ばれるこの収納棚は、文字通り壁に沿って設置するタイプの収納棚です。天井近くまであることで、デッドスペースになりがちな上部の空間を有効活用できます。 ロングウォールキャビネット内部には、棚や籠が備え付けられています。棚には、よく使う調味料や乾物、缶詰などを収納できます。また、籠には、使用頻度の高い食器や、かさばる調理器具を収納すると便利です。さらに、シンクの周りに調理スペースや洗い物を置く場所が少ない場合、ロングウォールキャビネットの中に籠を設置し、必要な時に引き出して洗い物の置き場として活用する、といった工夫も可能です。使い終わったら籠を収納棚に戻せば、シンク周りはあっという間にすっきりとした状態に戻ります。 ロングウォールキャビネットには、壁に固定するタイプの他に、上下に昇降できる便利なタイプもあります。昇降式タイプは、収納棚の位置を自分の使いやすい高さに調節できるため、身長が低い方でも無理なく出し入れができます。また、使わない時は天井近くに上げておけば、キッチンを広々と使うことができます。 このようにロングウォールキャビネットは、様々な工夫でキッチンの収納力を格段に向上させてくれます。限られたスペースを最大限に活用し、美しく機能的なキッチン作りに役立ててみてはいかがでしょうか。
キッチン設備

便利な昇降式収納!オートダウン吊戸棚

調理場での作業をより円滑にするには、物の置き場所の使い勝手が肝心です。中でも、頭上に設置された棚は、手が届きにくいため、せっかくの収納場所を十分に活かせていないことが多いのではないでしょうか。 このような問題を解消するために、自動で昇降する棚が開発されました。この棚は、スイッチを押すだけで棚板が自動的に上下に動く仕組みになっています。高い場所にしまった物でも、ボタン一つで簡単に取り出すことができるのです。 これまでは、手の届きにくいデッドスペースになりがちだった頭上の棚を、日常的に使う茶碗や調味料入れなどの置き場所として有効活用できるようになります。例えば、よく使う軽い皿や小鉢などを収納すれば、必要な時にすぐに取り出せるので、調理中の動作も減り、作業効率が格段に向上します。また、調味料入れを収納すれば、調理中に必要な分量だけを手早く取り出すことができ、作業の流れをスムーズにすることができます。 さらに、自動で昇降する棚は、安全面にも配慮した設計になっています。棚板がゆっくりと下降してくるため、棚の下に人が立っていても、ぶつかって怪我をする心配がありません。また、停止位置も自由に設定できるので、使う人の身長に合わせて最適な高さに調整することができます。 自動昇降棚は、収納スペースの有効活用と作業効率の向上、そして安全性の確保という、調理場における重要な要素をすべて満たす革新的な設備と言えるでしょう。使い勝手の良い調理場は、料理をする喜びを高め、より創造的な料理を生み出すきっかけにもなるはずです。
キッチン設備

キッチンの使い勝手向上:ハンドスペースの重要性

調理場を作る上で、作業する人の動きやすさを考えることはとても大切です。その際に重要なのが、腕を伸ばした時に届く範囲、つまり「手の届く範囲」のことです。この「手の届く範囲」をうまく使うことで、誰でも楽に、そして能率的に調理を進めることができます。 例えば、毎日使う調味料や、鍋、フライパン、包丁などの調理道具を思い浮かべてみてください。これらを、立ったまま無理なく取れる場所に置いておくことが理想的です。棚の高い場所に置いてあったり、奥の方にしまわれていたりすると、いちいち踏み台を使ったり、かがんで取り出したりしなければなりません。このような動作を繰り返すと、体に負担がかかり、作業の効率も落ちてしまいます。 「手の届く範囲」を意識した調理場の設計は、調理中の無駄な動きを減らし、スムーズな作業を可能にします。例えば、コンロのすぐ近くにフライパンや鍋、菜箸などを置いておくことで、炒める、煮るといった動作を途切れさせることなく行えます。また、シンクの近くにまな板や包丁、ボウルなどを配置すれば、野菜を洗ってすぐに切ることができます。このように、使う物を使う場所に置くことで、動作の繋がりが滑らかになり、調理時間も短縮できます。 調理場の広さに関係なく、「手の届く範囲」を最大限に活用することで、快適な調理空間を作ることができます。新しく調理場を作る際はもちろん、今ある調理場をより使いやすくしたい場合にも、「手の届く範囲」を意識してみると、大きな改善に繋がるでしょう。