ホワイトソース

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料理ジャンル

とろーりチーズが魅力!グラタンを極める

グラタンとは、フランス生まれの温かい料理です。様々な材料とソースを合わせて、オーブンでこんがりと焼き上げるのが特徴です。とろりと溶けたチーズの香ばしい香りが食欲をそそり、熱々の状態をふうふうと頬張れば、体だけでなく心まで温まります。 家庭でよく作られる定番料理として、あるいは誕生日やクリスマスのような特別な日のごちそうとして、多くの人に親しまれています。とろりとした白いソースを基本としたものが一般的ですが、赤いトマトソースやひき肉を使ったソースなどで作るなど、様々な種類があります。使う材料も、魚介類、肉、野菜、きのこなど、実に様々です。旬の野菜など、季節の食材を使うことで、一年を通して色々な味のグラタンを味わうことができます。 マカロニを加えれば食べ応えのある一品になりますし、ご飯を加えてドリア風にアレンジするのもおすすめです。手軽に作れるのに、様々な工夫次第で、奥深い味わいを探求できるのも、グラタンの魅力です。 例えば、じゃがいもを薄切りにして、ベシャメルソース、牛乳、チーズ、バター、塩、こしょうでシンプルに仕上げたグラタンドフィノアは、フランスの家庭料理の定番です。一方、魚介類をふんだんに使った豪華なグラタンは、特別な日の食卓にぴったりです。また、かぼちゃやきのこなど、季節の野菜を使ったグラタンは、旬の味覚を存分に楽しむことができます。 耐熱皿に材料とソースを入れ、チーズを乗せてオーブンで焼くだけなので、料理初心者にも挑戦しやすい料理です。焦げ付かないように火加減に気をつけながら、表面に美味しそうな焼き色がついたら完成です。アツアツを召し上がれ。
調味料

万能ソース:ベシャメルソース

ベシャメルソースは、西洋料理の土台となるソースのひとつであり、白いソースの代表格です。 シチューやグラタン、クリームコロッケなど、様々な料理で活躍します。名前はフランス語ですが、その起源はイタリアにあるという説が有力です。フランスに伝えられた後、洗練され現在の形になったと言われています。 ベシャメルソース作りは、まずバターと小麦粉を同量ずつ鍋に入れ、弱火でじっくりと加熱することから始まります。焦がさないように注意深く混ぜながら、小麦粉の粉っぽさがなくなり、うっすらと色づくまで火を通します。このバターと小麦粉を練り合わせたものをルーと言い、ベシャメルソースのベースとなる重要な部分です。ルーを作る際には、木べらや泡立て器を使って絶えず混ぜ続けることが滑らかに仕上げるコツです。 次に、温めた牛乳を少しずつルーに加えていきます。一度にたくさんの牛乳を加えるとダマになりやすいので、少量ずつ加え、その都度よく混ぜ合わせることが大切です。牛乳がルーに馴染んだら、さらに牛乳を少しずつ加えていきます。泡立て器を使うと、なめらかで均一なソースを作ることができます。 全ての牛乳を加えたら、弱火でとろみがつくまで煮詰めます。この時焦げ付かないように、木べらで鍋底をこするように混ぜ続けることが重要です。とろみがついたら火を止め、塩、こしょうで味を調えます。ナツメグなどの香辛料を加えて風味を豊かにするのもおすすめです。 こうして完成したベシャメルソースは、様々な料理に応用できます。野菜や肉、魚介類など、どんな食材とも相性が良く、料理の味に深みとコクを与えてくれます。シンプルな材料と手順で本格的な味が楽しめるベシャメルソースは、ぜひ家庭で作っていただきたいソースです。