ゾーニング

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キッチン設備

快適なキッチンを作るゾーニング

調理場をより使いやすく、心地よくするために欠かせないのが場所分け、いわゆるゾーニングです。ゾーニングとは、調理場全体をいくつかの区画に分け、それぞれの区画の役割をはっきりさせることです。例えば、火を使う場所、食べ物をしまう場所、食器を洗う場所など、それぞれの働きごとに場所を決め、作業の流れを意識して配置を決めます。 こうすることで、作業効率がぐんと上がります。冷蔵箱から食べ物を出し、流しで洗い、調理台で下ごしらえをし、加熱調理器で火を通すといった一連の動作が、スムーズに行えるよう配置することで、無駄な動きを省き、調理時間を短くできます。例えば、冷蔵箱と流し、流し台と調理台、調理台と加熱調理器を近くに配置することで、作業の流れがスムーズになります。また、調理器具や食器なども、使う場所にしまうことで、必要な時にすぐに取り出せるようになり、作業効率が向上します。包丁やまな板は調理台の近くに、食器は流し台の近くにしまうのが良いでしょう。 さらに、ゾーニングによって調理場の空間が整い、清潔さを保ちやすくなります。散らかりやすい調理場も、ゾーニングを意識することで、物が整理され、見た目も美しくなります。例えば、調味料は種類ごとにまとめて、使う場所に置いたり、使わない調理器具は棚にしまったりすることで、調理場がすっきりします。また、生ゴミはすぐに捨てられるように、ゴミ箱を近くに置くことも大切です。 このように、ゾーニングは調理場を使いやすく、快適にするための重要な要素です。新しく調理場を作る時だけでなく、今ある調理場をより使いやすくしたい時にも、ゾーニングを意識してみましょう。きっと、より快適な調理空間を実現できるはずです。