キッチン素材

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キッチン設備

コーリアン:理想のキッチンを実現

調理台や洗面台など、水回りに用いられる素材としてよく知られている「コーリアン」。一体どんな素材なのでしょうか。コーリアンは、アメリカのデュポン社が開発した人工大理石の一種で、正式名称は「デュポン™コーリアン®」と言います。1965年に誕生し、建築素材として世界中で広く使われています。日本では少し遅れて、1979年から販売が開始されました。 人工大理石には大きく分けて三つの種類があります。ポリエステル系、アクリル系、そして複合型です。その中で、コーリアンはアクリル系人工大理石に分類されます。アクリル系人工大理石の主成分はメタクリル樹脂です。このメタクリル樹脂のおかげで、コーリアンは強度、耐候性、耐熱性に優れているのが特徴です。 コーリアンの大きな特徴の一つは、継ぎ目が目立たないことです。一枚板のように美しく仕上げることができ、その美しい見た目からデザイン性を重視する住宅やホテルなどで多く採用されています。また、色や模様のバリエーションが豊富なのも魅力です。単色はもちろん、天然大理石のような模様や、鮮やかな色など、様々なデザインから選ぶことができます。 さらに、コーリアンは耐久性にも優れており、傷や汚れがつきにくい素材です。万が一傷がついてしまった場合でも、研磨することで元の状態に戻すことが可能です。お手入れも簡単で、中性洗剤と柔らかい布で拭くだけできれいになります。 このように、コーリアンは美しさ、耐久性、メンテナンスのしやすさを兼ね備えた優れた素材と言えるでしょう。キッチンや洗面所など、水回りで長く美しく使いたい場所に最適な材料です。近年では、そのデザイン性の高さから、家具や壁材などにも利用されるなど、活躍の場を広げています。
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輝きと強さを秘めたキッチン素材

調理をする場所の中心となる調理台は、毎日食材と触れ合い、料理の腕をふるう大切な場所です。この調理台の天板には、見た目だけでなく、熱や汚れ、衝撃にも耐え、いつも清潔に保てる丈夫さも必要です。 皆さんが毎日使う調理台は、熱い鍋やフライパンを直接置いたり、鋭い刃物で食材を切ったり、調味料をこぼしたりと、様々な刺激にさらされています。そのため、傷がつきにくく、汚れが染み込みにくい素材であることが重要です。また、調理中は油や水を使うため、さっと拭くだけで簡単にきれいになる素材だと、清潔さを保ちやすく、後片付けの時間も短縮できます。 このような厳しい条件を満たす素材として、近年注目を集めているのが水晶を主な成分とする「水晶加工石」です。天然の水晶が持つ美しい輝きは、調理場を明るく華やかに彩ります。そして、人工的に加えられた高い耐久性により、熱や傷、汚れに強く、長期間にわたって美しさを保つことができます。熱い鍋を直接置いても変色したり、ひび割れたりする心配がありません。また、刃物を使った作業でも傷がつきにくく、醤油や油などの調味料をこぼしても、さっと拭き取ればすぐにきれいになるので、お手入れも簡単です。 さらに、水晶加工石は色や模様のバリエーションも豊富です。シンプルな単色から、天然石のような複雑な模様まで、好みに合わせて様々なデザインを選ぶことができます。調理場の雰囲気に合わせて、明るく華やかな色を選ぶことも、落ち着いたシックな色を選ぶことも可能です。 このように、美しさと強さを兼ね備えた水晶加工石は、まさに調理場の主役と呼ぶにふさわしい素材と言えるでしょう。調理場の印象を格上げし、毎日の料理をより楽しく快適なものにしてくれるでしょう。