カスタード

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調味料

なめらか濃厚!クレームパティシエールの世界

お菓子作りに欠かせない、なめらかでコクのあるカスタードクリーム。正式名称はクレームパティシエールと言い、シュークリームやミルフィーユ、タルトなど、多くのお菓子に使われています。一見シンプルですが、奥深い味わいを出すには、いくつかのコツが必要です。まずは基本の作り方を丁寧に説明します。 最初にすることは、牛乳を温めることです。沸騰直前まで温めたら火を止めます。 温めている間に、別のボウルで卵黄と砂糖を白っぽくなるまですり混ぜます。泡立て器を使うと、なめらかで均一な仕上がりになります。卵黄と砂糖がしっかり混ざったら、ふるっておいた小麦粉またはコーンスターチを加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。この時、ダマにならないように丁寧に混ぜることが大切です。 次に、温めた牛乳を少しずつ加えていきます。一度にたくさんの牛乳を加えると、卵黄が固まってしまうため、少量ずつ加えながら、その都度よく混ぜ合わせましょう。滑らかな状態を保つことが、口当たりの良いクリームを作る秘訣です。牛乳が全て混ざったら、鍋に移し替えて弱火にかけます。焦げ付かないように、木べらで絶えずかき混ぜながら加熱していきます。とろみがつき、木べらで底をなぞった時に線が描ける状態になったら火を止めます。最後にバニラエッセンスやラム酒などで風味をつければ、香り高いカスタードクリームの完成です。粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やすと、より一層美味しくなります。出来立ての温かいクリームも、ひんやりと冷えたクリームも、それぞれ違った美味しさが楽しめます。ぜひ、様々なお菓子作りに活用してみてください。