オリゴ糖

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調味料

オリゴ糖:お腹の健康を支える頼もしい仲間

いくつもの小さな粒が集まって、大きな塊となる様子を想像してみてください。砂糖にも、同じように小さな粒が集まったものがあります。それがオリゴ糖です。オリゴ糖とは、単糖と呼ばれる糖の小さな粒がいくつか連なった糖類です。連なっている単糖の数は2個から10個ほどで、砂糖と同じように甘さを感じられます。 砂糖とよく似たオリゴ糖ですが、砂糖と比べてカロリーが低いことも大きな特徴です。さらに、私たちの体の中で消化吸収されにくい性質をもっています。そのため、胃や小腸で消化吸収されることなく、大腸まで届きます。大腸には、たくさんの細菌が住んでいて、まるで植物が育つ花壇のようです。オリゴ糖は、この花壇で善玉菌と呼ばれるビフィズス菌のエサになります。ビフィズス菌は、腸内環境を整える大切な役割を担っており、オリゴ糖を食べて元気に増えます。 ビフィズス菌が増えると、腸内環境が整い、便秘の解消に繋がります。毎日スッキリと気持ちの良い朝を迎えられるようになり、気分も晴れやかになるでしょう。また、腸内環境が整うことで、体の抵抗力も高まり、病気になりにくい体を作ることができます。まるで、家の壁を頑丈にするようなものです。さらに、嬉しいことに、オリゴ糖は虫歯の原因となる菌のエサにはなりにくい性質も持っています。甘いものを食べた後に虫歯になる心配が少なく、安心して楽しむことができます。このように、オリゴ糖は、私たちの健康を支える、心強い味方なのです。