すりごま

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調味料

香り豊かな切り胡麻の世界

切り胡麻とは、煎った胡麻を包丁で細かく刻んだ調味料のことです。すり鉢ですって作るすり胡麻とは違い、胡麻の粒々感が残っているのが特徴です。胡麻を煎ることで生まれる香ばしい香りと、粒の大きさによって変わる様々な食感が、料理に豊かな風味を添えてくれます。 切り胡麻は、和食を中心として様々な料理に活用されています。例えば、和え物や酢の物、焼き物、汁物など、様々な料理に一層の風味を添えることができます。また、ご飯に混ぜ込んだり、お餅にまぶしたり、サラダのトッピングにも使われます。胡麻の香ばしさとプチプチとした食感が、料理に楽しいアクセントを加えてくれます。 切り胡麻は、スーパーなどで手軽に買うことができます。しかし、自分で作ることも簡単です。煎り胡麻を用意し、まな板の上で包丁を使って刻みます。この時、刻む細かさによって風味や食感が変化します。粗く刻めばしっかりとした歯ごたえを、細かく刻めば口当たりの良い舌触りを楽しむことができます。 自分で作る最大の利点は、胡麻の煎り加減や刻み具合を調整できることです。焦げ目がつくまでしっかりと煎れば、香ばしさが際立ちます。逆に、軽く煎ることで胡麻本来の甘みを楽しむことができます。また、刻む細かさも調整できるので、料理や好みに合わせて食感を変えることができます。 すり胡麻と比べると、切り胡麻は油分が出にくいという利点もあります。そのため、和え物に加えても水っぽくなりにくく、素材本来の味をしっかりと楽しむことができます。また、保存容器に入れて冷蔵庫で保管すれば、比較的長く保存することも可能です。