から揚げ

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揚げ物の油きり、サクッとした食感の秘訣

揚げ物を美味しく仕上げるためには、油きりが欠かせません。天ぷら、フライ、唐揚げなど、油で揚げた食べ物は、揚げたては衣がサクサクとして大変魅力的です。しかし、揚げた後に油を切らないままにしておくと、衣がどんどん油を吸ってしまい、ベタベタとした食感になってしまいます。せっかくのカラッとした食感が損なわれ、見た目も重くなってしまいます。 油きりは、この余分な油を取り除くための大切な作業です。油を切ることで、衣の表面が油っぽくなくなり、サクサクとした食感を長く保つことができます。また、見た目にも美しく、食欲をそそる黄金色の揚げ物が出来上がります。揚げたての美味しさを味わうためには、油きりは絶対に欠かせない工程と言えるでしょう。 油きりの方法は、揚げ物によって様々です。天ぷらの場合は、揚げ網やキッチンペーパーを敷いたバットの上に置いて油を切ります。フライや唐揚げの場合は、網杓子を使って油をよく切ることが大切です。キッチンペーパーを使う場合は、新しいものに取り換えることで、より効果的に油を吸い取ることができます。 さらに、油きりは健康面でもメリットがあります。余分な油を摂取することを防ぎ、より健康的な食事に繋がります。油の摂り過ぎは、胃もたれや胸やけの原因になることもあります。油きりをしっかり行うことで、これらの不快感を避けることにも繋がります。 一手間かけるだけで、揚げ物の美味しさを最大限に引き出し、見た目も美しく、健康にも良い効果をもたらします。油きりをするかしないかで、揚げ物の味わいは大きく変わります。ぜひ、油きりを丁寧に行って、美味しい揚げ物を楽しみましょう。
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油の温度で変わる揚げ物の味

揚げ物の出来を左右する重要な要素の一つに、油の温度管理があります。油の温度は、食材の仕上がり具合に直結するため、美味しい揚げ物を作るためには適切な温度を保つことが不可欠です。 温度が低いと、食材に火が通るまでに時間がかかり、衣が油を多く吸ってべちゃっとした仕上がりになってしまいます。また、内部まで火が通る前に衣が焦げてしまうこともあります。逆に、温度が高すぎると、衣はすぐに焦げる一方で、中は生焼けの状態になりかねません。衣の色は濃い茶色になり、見た目も美味しくありません。 理想的な揚げ上がりは、薄い黄色からきつね色に色づいた、サクサクとした軽い食感の衣と、中までしっかりと火が通ったジューシーな食材です。これを目指すには、それぞれの食材に適した温度で揚げることが重要になります。例えば、鶏の唐揚げであれば、170度から180度くらいが適温です。かき揚げのように、野菜を揚げる際は、160度から170度くらいのやや低めの温度でじっくりと揚げるのがおすすめです。 油の温度を測るには、専用の温度計を使うのが一番確実です。温度計がない場合は、菜箸の先を油に入れてみて、細かい泡がシュワシュワと上がってくる状態が160度から170度くらい、勢いよく泡が出てくる状態が170度から180度くらい、箸を入れた瞬間に勢いよく泡が上がる状態が180度以上と判断できます。 また、揚げている最中にも油の温度は変化するため、常に温度計で確認するか、箸を使って温度を確かめながら調整することが大切です。一度にたくさんの食材を入れると油の温度が急激に下がるため、少量ずつ揚げるようにしましょう。温度が下がりすぎた場合は、火力を上げて温度を調整します。焦げ付きそうになったら、火力を弱めるか、鍋を火から離して温度を下げましょう。このように、油の温度を適切に管理することで、誰でも美味しい揚げ物を作ることができます。