
海からの贈り物、ウニの魅力を徹底解剖
海に棲む生き物であるウニは、世界中で様々な種類が見られます。その中で、私たちが食べている部分は生殖巣と呼ばれ、種類によって見た目や味が大きく変わります。日本でよく食べられるウニには、ムラサキウニ、バフンウニ、エゾバフンウニなどがあり、それぞれ違った特徴を持っています。
ムラサキウニは、主に太平洋沿岸で水揚げされます。殻は濃い紫色で、大きさは中くらいです。味は濃厚で甘みが強く、とろけるような舌触りが特徴です。お寿司やお刺身で食べると、その濃厚な味わいを存分に楽しむことができます。
バフンウニは、ムラサキウニよりもやや小型で、殻の色は少し明るい紫色です。名前の由来は、馬糞に似ていることからと言われています。磯の香りが強く、独特の風味があります。ムラサキウニとはまた違った、野趣あふれる味わいが魅力です。軍艦巻きやウニ丼などで提供されることが多いです。
エゾバフンウニは、北海道沿岸で獲れる高級品種です。殻は濃い緑色で、棘は短めです。身は鮮やかなオレンジ色で、濃厚な旨味とクリーミーな食感が特徴です。口に入れた瞬間に広がる、とろけるような食感と濃厚な旨味はまさに絶品です。
新鮮なウニを見分けるには、いくつかのポイントがあります。まず、殻の表面にツヤがあり、棘がピンと張っているものが新鮮です。また、手に持った時にずっしりと重みを感じるものは、中身が詰まっていて美味しいと言われています。ウニを選ぶ際には、これらの点に注意してみてください。産地や種類によって異なるウニの味わいを、ぜひ食べ比べて楽しんでみてください。